月別アーカイブ: 5月 2011

最近のちょっとクールなビジネス英単語

エール大学の卒業式が、日曜日に行われました。でも残念ながら、大雨。

毎年、ゲストスピーカーが学生投票によって選ばれるのですが、今年は俳優のトム・ハンクス。「もっとふさわしい人は、いなかったのか?」と疑問に思っていたのは、私ばかりではないでしょう。

ところで、言葉というものは変化しています。非常にゆっくりとしたペースではありますが…。

日本語で考えていただくと、この変化が分かりやすいかもしれません。ある言葉を選ぶと年齢がばれてしまうことがありますし、ある言葉を使うと今風なエネルギーが感じられたりします。

英語もまったく同じですね。特に時代の変化に敏感であることが使命のようなビジネスパーソンは、言葉のトレンドを作り出して、そのクールな響きを楽しむ傾向にあるのです。

最近のちょっと格好いい、洗練された感じのする単語を3つご紹介しましょう。

1.Guesstimate

名詞、あるいは動詞として使用されます。 Guess と estimate の複合したものですから、意味は「推測による見積もり」となります。

例文: So could you guesstimate the travel cost? (では、旅費を推測で見積もっていただけますか)

2.Best practices

ある仕事をするのに最も効果的であると一般的に受け入れられてきた標準的な技術、メソッド、プロセスのこと。日本語では、最良(最善)慣行と訳される。

例文: We will design your website using best practices. (私どもは、最良慣行を使ってウェブサイトをデザインいたします)

3.Doc

書類を表すDocument の短縮形。同じdoc は、医師を意味することもあるので注意。

例文: I sent you three Word docs by email. (メールで3つのワード作成の書類をお送りしました)

機会があれば、ぜひ実際に使用してみてください。現代ビジネス・プロフェッショナルな響きが間違いなく醸し出されます。

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英単語を学びながら、世界飢餓を救済しよう

国連世界食料計画によると、世界では925億という膨大な数の人々が栄養失調の問題を抱えています。

これは7人にひとりが、健康で行動的な生活を営むために十分な食を取れていないという計算になります。幸運にも食に恵まれている私たちは忘れがちですが、飢えや栄養失調の問題は、健康を脅かす最も深刻な問題であり、エイズ、マラリア、結核を3つ合わせた以上にも匹敵します。

この状況を少しでも救おうと、「英単語を学習しながら、世界飢餓を救済する」という素晴らしいチャリティープロジェクトが始まりました。私もチームを作ったので、できるだけ多くの皆様に参加していただけたら幸いです。

参加していただくと言っても、皆様におこなっていただくのは英単語のクイズに答えていただくだけです。各クイズに正解するたびに、米粒10粒が寄付できます。寄付していただいたお米は、国連世界食料計画を通して食料に恵まれない人々に届くことになります。つまり語彙力をつけながら、国際貢献しているということになりますから、まさに一挙両得です。

この英単語クイズですが、レベル1-60まであり、落とし穴的な口語的な単語も出てくるので、結構はまります。また音声付で、間違えた英単語のクイズは繰り返されるところも良くできています。英語レベルに関係なく、楽しんでいただけるでしょう。ちょっと時間がある時に、お気軽に挑戦、そして貢献を同時にしてみてください。

このチャリティープロジェクトへの参加方法は、実に簡単。次のような順序になります。

1.  http://freerice.com/groups?title=Dr.+Vance+Team へアクセスする。

2.  画面左上のsign up から登録する。

3.  仮パスワード入りの EMAIL受信

4.  http://freerice.com/groups?title=Dr.+Vance+Team   の右端のJoin をクリックする。

5.  http://freerice.com/groups?title=Dr.+Vance+Team で受信した仮パスワードでログインする(画面左上のlog in より)。

6.  画面右のPlay をクリック する。

7.  English Vocabulary をクリックして、英単語クイズを思う存分お楽しみください。

8.  ログアウトする前に、画面左上のユーザーネームをクリックして、Edit Profileから 新しいパスワードを設定しておくと次回のために便利です。

実際にサイトにアクセスしていただければ、ここで説明しているよりもずっと簡単です。皆様のご参加をお待ちしております!

では、また。

雄弁であることの勘違い

おかげさまで拙著 ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法 が遂に第7刷となりました!

「上級者向きだ」「いや初級者向きだ」という両極端なレビューをいただく不思議な本ですが、執筆の際には、まったくレベルは意識しませんでした。ただ日本人を含めたアジアの人々のスピーキングが劇的に変わるために不可欠な7項目をお伝えしたかっただけなのです。ですからレベルに関係なくお役に立てていただけるのではないかと思います。

ところで雄弁とは、「多弁で、長文がとめどなく流れ出てくること」と思っていらっしゃる方が非常に多いのです。

でも本当じゃありません。「人を動かす力」があるのはいつだって、選ばれた単語から成る短文の方なのです。名言が良い例でしょう。どれも短いですが、単語選びが絶妙で、時代を超えて人の心を動かし続けます。

名言を作って話していただく必要はありませんが、選ばれた単語を使った短文が人を動かすのは、ビジネスでも同じことです。具体的に言えば、リーダーシップを発揮したり、説得力が出たり、信頼が高まることもあります。

簡単な例を挙げてみましょう。

Once my schedule crystallizes, I’ll call you.

I have to schedule other meetings first. When everything is organized, I’ll call you.

「スケジュールが決まったら、電話します」という頻繁に登場する表現なのですが、どうでしょう?最初の短文の方が、単語を節約しているのにもかかわらず、断然力強く、キレがあることを感じていただけるでしょう。このcrystallize という動詞は、私が ドクター・ヴァンスの ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100でもご紹介している非常にビジネスで便利な動詞のひとつです。

英語を話す時、自分は長文をうまく操るのが苦手だとガッカリすることはまったくありません。それに、喋り続けることを義務に思うこともまったく不要です。聞き上手になって、適所で丁寧に選んだ単語を使って短文を話せば十分なのです。

実際にはそうした方が、相手により良い印象を与えると同時に、あなたの意見や考えが正確に相手に伝わる可能性が高いでしょう。

聖書を超えた?超人気TV番組の影響力

 

TV番組「ジャージーショア」の出演者

現代アメリカ文化のお話です。

 先日、2010年にアメリカで生まれた赤ちゃんにつけた名前のランキングが発表されました。
男の子につけた名前トップ10
1. Jacob
2. Ethan
3. Michael
4. Jayden
5. William
6. Alexander
7. Noah
8. Daniel
9. Aiden
10. Anthony
女の子につけた名前トップ10
1. Isabella
2. Sophia
3. Emma
4. Olivia
5. Ava
6. Emily
7. Abigail
8. Madison
9. Chloe
10. Mia
アメリカ人の名前は元来、聖書の人物やキリスト教にちなんだ名前が圧倒的でした。ところが最近、この傾向がかなり変貌しています。
どう変わってきているかと言うと、
  •  一風変わった名前が受け入れられるようになった。
  • 爆発的に人気のあるリアリティーTV番組の出演者の名前を選んでいる。
  • 母音A, E, Oを強調する名前が特に好まれるようになった。

最近の若い両親は、これらの3つを合わせて子供の名前を考慮しているようです。一風変わった名前が受け入れられるようになったのは、グローバライゼーションで外国の名前に慣れた賜物ですね。でも徳の高い聖書の中の人物ではなく、与えられた環境で一般人が繰り広げる実際の生活を撮ったリアリティーTV番組の出演者(上の写真)の名前が選ばれる理由は、正直私にはよく理解できません。ただリアリティーTV番組は、常に平均1億人以上の視聴者を保持するほど人気があり、アメリカ文化にかなり影響しているのは確かなようです。

英語の名前というと、男ならばJohn やGeorge, 女ならばElizabethやCatherineなどを思い出していただけるかもしれないのですが、もはやこうした名前は、トップ10にはまったく入っていないのです。

自己紹介された時に、相手の名前が予想外だったとしても、驚かないでください。もし聞き取れなかったら、”I haven’t heard the name before. Could you spell it for me?” とスペリングを聞いて確認しましょう。

参考: http://www.livescience.com/14030-popular-baby-names-2010.html