月別アーカイブ: 9月 2011

現代的な英語フォントを選ぶだけでも洗練される

英語で日常的にメールをやり取りする方が増えています。また日常的ではないけれど、自動返信メッセージに英文を入れている方も多くなっています。

さて、どんな英語フォントを使っていらっしゃいますか?

書体の選択のことを、英語で typography と言い、日本語と同じように書く人のイメージ形成に多少なりともつながるのは事実です。

そして、typography は時代によって変化します。

例えば、英語版マイクロソフトワードのデフォルトはかつて、Times New Roman だったのですが、最近では、calibri になっています。

この2つのフォントの違いは、前者が sans serif と呼ばれる装飾的な書体であるのに比べて、後者は文字のどの部分の太さも同じシンプルな書体に属することです。

装飾な書体というのは、読むのにより時間がかかるというデータがあり、この今日のビジネスでは好まれなくなっています。

ところが日本から頂くメールを拝見してよく思うのは、century という非常に古い書体が英語のフォントとして頻繁に使用されていることです。正直、アメリカでこの書体を見るのは、私が100年も前の言語学の書物を読む時くらいですね。

どうも日本版マイクロソフトワードのデフォルトが、century のようです。21世紀のビジネスパーソンは、sans serif である calibri や arial をご使用になりことをお奨めします。

1ヶ月前のこと、それとも1億年前のこと?


文法的には間違いではないのに、文脈に合わないおかしな表現や曖昧な表現はたくさんあります。

母国語だと気がつくのですが、外国語だと非常に気がつきにくいのです。

その中のひとつが、a long time です。この表現を使っているノンネイティブスピーカーの方は、世界中にごまんといらっしゃいます。留学生の中にもいますし、この夏、日本に滞在した折にも、多くの方がこの表現を使っているのに遭遇しました。

He graduated from high school a long time ago.

I’ve been working on this project for a long time.

「ちょっと昔」とか「かなり長い間」という意味で使用していらっしゃるのだと思いますが、いったい「ちょっと昔」っていつなのでしょうか?ひと月前のことかもしれないし、遥かかなた昔のことかもしれません。文脈によっては、先史時代のことを話しているのかもしれない可能性も出てきます。

つまり、曖昧きわまりない表現なのです。特にビジネスにおいて使用するにはとんでもなく不適当です。

「ちょっと昔」と言うかわりに、もっと具体的な時間感覚を相手に示してあげましょう。その方が丁寧ですし、ビジネスパーソンとして曖昧さが払拭されて正確性を重視する姿勢も伝わります。

途方もない昔にについて話していたとしても、millions of years ago のように、より具体的に述べる方法はあるのです。

『日本の未来について話そう―日本再生への提言』について

著者のおひとりからいただいた452ページの大作REIMAGINING JAPAN: The Quest for a Future That Worksをやっと読み終えました。

REIMAGINING JAPAN: The Quest for a Future That Works

日本語版の表紙は英語版と異なっています。

日本の未来について話そう

分厚い本にもかかわらず売れているようですが、お読みになりましたか?

副題の通り、「日本再生への提言」が各界の著名人から集められています。エッセイの集成なので提言が何度もかぶるところが難ですが、今の日本が置かれている状況を総合的に客観的に専門的に把握するのに右に出る本はおそらくないでしょう。

英語で読んでおくと、日本人であれば避けて通れない「日本について語るチャンス」にはとても有意義ですね。というのも、まさに日本を描写するためのボキャブラリーの宝庫だからです。読後に、学習したボキャブラリーを使用してながら、自分自身の「日本再生への提言」を話してみると素晴らしいスピーキングの練習になるでしょう。

旬の本なので、今読んでこそ値打ちのある一冊です。