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スピーキングでの受動態、能動態

cookie2013年もいよいよ残り僅かとなりました。今年最後のトピックになりそうなので、とびっきり価値あるものをお届けしたいと思います。

それは、スピーキングにおける受動態の使い分けについてです。

ロボット工学を専門とするエンジニアに実際に起こった話を取り上げましょう。

そのエンジニアは就職活動をしていて、コネチカット州のある会社に面接に訪れた時、自分が望遠鏡に施した画期的な操作方法についてアピールしたのですが…..

The motion sensors were adjusted based on calculations.

The motors were aligned to operate simultaneously.

お気づきだと思いますが、このエンジニアが選択したのは、受動態でした。受動態というのは、客観的に観察する、言わば科学者スタイルです。彼としては、いつも通りに説明した感触でした。

ところが面接後に、面接官の一人から彼にとっては非常に意外な質問が出ました。

「誰がこの素晴らしい仕事をしたのですか。あなたが一員であったチームですか?それとも、同僚との共同作業?企業パートナーは、いたんですか?」

残念ながら、自分が成し遂げた賞賛されるべき実績は全く面接官に伝わっていなかったのです。

では、どうすべきだったのでしょうか。

I adjusted the motion sensors based on my calculations.

I asked my colleague to align the motors to operate simultaneously.

そう、能動態を選択した方が、聞き手にあなたの実績や貢献が鮮明に伝わることになります。また少ない実行者(この場合は、自分)を文の主語として決定すると、話すのも非常に楽に運びます。

もっと詳しく知りたい方は、拙著ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法の第2章をご参照ください。

スピーキングとなると、受動態、能動態を特に思慮なく使っている方が多いのですが、重要性が高いコミュニケーションでは特に、使い分けを試みることが大切です。

今年も最後までお読みいただきましてありがとうございました。皆様の楽しい年の瀬、素晴らしい2014年をお祈りしております。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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