月別アーカイブ: 6月 2015

ひとつの文に要約する能力

米国は今、ちょうど卒業式シーズンが落ち着いた時期にあります。

米国のハイスクールから大学までの卒業式では、著名なスピーカーを招待して、はなむけのメッセージを卒業生たちへ送ってもらうことが慣習となっています。

ちなみに2015年イェール大学の特別スピーカーは、米国副大統領ジョー・バイデン氏でした(その数週間前に癌で亡くなったご子息には心からご冥福を申し上げます)。

特別スピーカーによるメッセージはだいたい30分間前後ですが、学生はほとんどその内容を覚えていないようです。残念ながら…。

私自身についても例外ではなく、ハイスクール卒業時のスピーチなんてほとんど忘れてしまいました。

でもそのスピーチの中のたった一文だけ、今だに鮮やかに蘇ってくるのです。

“The road to hell is paved with works in progress.”

(何でも中途半端にしておくことは、地獄へ落ちる道を拓く)

まさに新しいことが始まる卒業式にぴったりの内容ですが、この文が約30分のスピーチをまるでカプセルに凝縮したかのように 力強い影響力を持って記憶に残っています。

卒業式のスピーチに限らず、多くのスピーチやプレゼンでは、ひとつの文で内容のポイントを準備します。それは時々、「テイクアウェー・メッセージ(持ち帰りメッセージ)」と呼ばれています。「私はどうすべきか」という行動の指針となる内容です。

実はこうした「持ち帰りメッセージ」を作成する能力は、ビジネスでは非常に重要です。

プレゼンの内容が人の記憶に長く残りますし、また人から人へも伝わりやすいからです。結局、顧客の商品やサービス購入へとつながるきっかけになります。

また日常的なビジネスにおいても、あなたのプレゼンを見逃した上司や同僚から「どんな内容だったの?」と聞かれた時に、あなたはこの一文で効率的に伝えて相手を感動することも可能です。

では、過去10年間の米国卒業式で伝えられたテイクアウェー・メッセージの内、私が気に入っているものをご紹介しましょう。

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これらのスピーチについて詳しく見る