月別アーカイブ: 4月 2016

現代ビジネスでもクールに使えるシェークスピアのイディオム

Shakespeare and Sports

ウィリアム・シェークスピア(1564-1616)は、誰もが知る英国の劇作家であり、詩人です。

今年は、没後400年にあたります。

 

でもまったく古さがない!

現に、彼の創作に現れたフレーズは、今日もビジネスや日常で普通に使用され、いまだにクールな響きがあります。

 

その中から、代表的な5つを挙げてみましょう。例文は、ビジネスの文脈で作ってみました。

 

1.Break the ice(真剣な会話、状況などで緊張をほぐす)『じゃじゃ馬ならし』より

At the beginning of the negotiation, we broke the ice by telling how JAL lost our luggage.

(交渉の始まりで、日本航空がいかに自分たちのスーツケースを紛失したかを話すことで緊張をほぐした)

 

2.Wild goose chase(無駄な追求)『ロミオとジュリエット』より

We know there is a bug in the software code, but finding it will be a wild goose chase.

(ソフトウェアコードにバグがあることは分かっているが、それを見つけることは無駄な追求だ)

 

3.Be in a pickle(難問に直面している)『テンペスト』より

We are really in a pickle: Three people called in sick today, and the deadline is tomorrow.

(本当に厄介な事態だ。3人が病欠だし、締め切りは明日に迫っている)

 

4.Naked Truth(疑いのない真実)『恋の骨折り損』より

Well, here is the naked truth: The project manager has little experience.

(さて、紛れもない真実、それはプロジェクトマネジャーがほとんど経験がないことだ)

 

5.Fight fire with fire(火を持って火を制す、同じ方法で対抗する)『ジョン王』より

Our competitor has reduced their prices by ten percent. We’ll fight fire with fire by cutting our prices too.

(競争相手が価格を10%削減した。うちも値下げして対抗しよう)

 

古さを感じないばかりか、シェークスピアの威力により洗練された響きが出ることにお気づきいただけるでしょう。是非とも使ってみてください。

 

参考文献:“10 Phrases from Shakespeare We Still Use 400 Years after His Death”

初対面では、最初の10秒間を大切にする

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春は、新しい出会いが多い季節です。さて、あなたは相手に最高の印象を残せているでしょうか。

 

最近、「第一印象」に関する実に興味深い心理学の研究結果が発表されました。

 

「話して得た印象よりも、出会った瞬間のごく短時間の印象の方が、相手に与える影響力が大きい」

というものです。

 

就職面接を例に挙げると、面接が始まってからの質疑応答の印象よりも、ドアを開けて入室した時の印象の方が、合否に大きく影響するということになります。

 

第一印象の中でも、特に「初めの印象」が強烈であり、成否の鍵も握っているわけです。

 

「この『初めの印象』は、10分の1秒ほどで形成される」と主張する心理学者もいます。

 

そして一度ネガティブな「初めの印象」を与えてしまうと、そこからポジティブに好転させるどころか、ゼロに戻すことさえかなりハードルが高くなるということです。時間的猶予があれば、リカバリー可能かもしれませんが、一回だけの面接やミーティングの場では難しくなります。

 

では、どうするか?

 

ズバリ、出会いの最初の10秒間を大切にすべきです。

 

その間に配慮できることは、身だしなみ、はつらつとした姿勢や歩き方、自信あるしぐさや態度、スマイル、力強い握手などがあるでしょう。

 

相手の好感度を「初めの印象」でアップしておくと、その後のコミュニケーションも展開しやすくなります。

 

参考記事:Brian Swinder, et al., “Initial Impressions: What They Are, What They Are Not, How They Influence Structured Interview Outcomes.”