月別アーカイブ: 3月 2017

トレンディー英単語 Part IV

言葉は生きていますから、時代のニーズによって意味も用法も使用頻度も変化します。

もちろんビジネス単語の中核として不動の位置を占める『ビジネスプロフェッショナルが使うパワー英単語100』はおさえておくといいでしょう。

しかし、それに加えて、現代ビジネスの気のきいた単語やフレーズを使えるようになっておくことも大切です。

リアルオフィスではそういった英語が飛び交いますし、適宜使用することで、ビジネス会話が小気味よく進むこともありますし、時代の潮流に乗っている自分をアピールすることもできます。

以前、トレンディー単語Part I〜IIIを書きましたので、そちらも合わせてご覧ください。

今回は、Part IV をお届けいたします。

ご紹介したいのは、非常に簡単で幼稚園の子供でも知っている単語です。

ところがビジネス単語になると意味がまったく変わってしまうので、知らないと混乱します。

いったいどんな単語でしょうか。

その単語とは、Color です。

でもビジネス単語として使用された時の意味をご存知でしょうか?

その意味は、additional information (補足的な情報)になります。

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そう、スケッチに色づけしたおかげで、分かりやすくなったり、向上するイメージです。

例文を挙げましょう。

  • Could you give more color on  your proposal?

(あなたの提案に補足的な情報をしていただけませんか)

  • That is the perfect color I needed!

(それは私が必要としていた完璧な補足的な情報です)

  • Once I have your color, I will share the plan with some of the marketing folks.

(いったんあなたの補足的な情報を入手したら、その計画を販売担当者の何人かと共有するでしょう)

辞書にはまれにしか意味が解説されていないにもかかわらず、ビジネスでは活用範囲の広い単語です。

ぜひとも皆さんのボキャブラリーリストに入れてください。

Gritの深い意味

アンジェラ・ダックワース著「グリッドやり抜く力」 は、もうお読みになりましたでしょうか。

 

世界的大ヒットとなりました。日本でも20万部突破しているそうです。まだお読みでない方は、その内容の一部を著者のTEDでのスピーチからどうぞ。

 

これだけ本が売れて、grit が「人生の成功のキーワード」として浸透してしまうと、その単語の意味はポジティブこの上ないと理解している方も多いのではないでしょうか。ちょっと心配です。

 

Gritの意味はさまざまあり、書名となった単語は心理学用語として使用されていて、その意味は「ある目的に向かってパッションを持って取り組み続ける人格特性」です。

 

より一般的な単語 consistent (徹している)や perseverance (不屈の) に言い換えることができます。

 

でも、grit を使用するにあたって、注意しなければならない点があるのです。それは、grit にはネガティブの意味が含まれることが多々あることです。

 

と言うのも、grit の本来の意味は、

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つぶの荒い砂やホコリのこと。

 

そう、美しいイメージはありません。むしろ、汚くて、暗い。この元々の意味をこの単語から完全に取り去ることは難しいです。

 

つまり、状況によって grit は「汚いことも含めて手段を選ばずに目的を達成していく」という意味になることもあります。

 

例を挙げると、

 

He had a gritty reaction to losing the company’s biggest client.

 

ポジティブにgrit の形容詞であるgritty の意味を理解すると、

「会社最大のクライアントを失ったことに忍耐強く反応した」

つまり、そんな苦難にめげずに、新規クライアント開拓のために努力している様子に取れます。

 

その一方で、ネガティブにも解釈できます。

「会社最大のクライアントを失ったことに痛烈な反応を示した」

例えば、その原因を人のせいにして苛立っていたり、悪いことをしてでも失った顧客を取り戻すために画策しているように解釈できます。

このように両極端な意味にもなりますから、くれぐれも文脈にご注意ください。