月別アーカイブ: 7月 2017

英語に起った21世紀最大の変化—–人称代名詞がもう一種類増えた!

LGBT

文化や社会とともに、言語も変容します。

実は最近、英語コミュニケーションにおそらくは21世紀最大の変化が訪れています。

グローバルに活躍するビジネスパーソン、そして留学を考えていらっしゃる方は絶対に心に留めておくべき変化でもあります。

何のことがご想像いただけるでしょうか。

それは、LGBT (レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字) の人々との英語コミュニケーションに関係していますLGBTQ と queer/questioning (特に若年層の発見途上の人)を含めてより多くの人々を指すこともあります。

具体的にどういうことでしょうか。

それは、人称代名詞の使い方なのです。

もはや外見上の判断だけで、男性はHe, him, his, himself,  女性はShe, her, hers, herself と使うのが正解とは限らなくなったということです。

前提となるのは、本人が望む人称代名詞を使うということ。

それは、外見上は男性に見えても Sheと呼ぶこともありますし、女性に見てても Heと呼ぶこともあります。

また人によっては、男か女かという性別を超越した中立的な代名詞を望む人もいます。その中で代表的なのが Ze です。他にも Zie や Xe が使われるようです。

つまり、3人称の人称代名詞のカテゴリーには、次のような4種類が存在することになります。

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出典:transstudent.org

ちなみにイェール大学では、この代名詞の件を含め、トイレの使用基準やサポートの提供といった差別をなくすためのガイドラインを昨年公示しました。

他大学でも、欧米のオフィスでも始まっています。今後どんどん広がっていく取り組みであることは間違いないでしょう。

重要なことは、個人の多様な個性やバックグラウンドを尊重するマインドセットを持ってコミュニケーションすることに尽きるかと思います。

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英文メールで最も効果的な結びの言葉とは?

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出典:Boomerang

このブログで最もよく読まれているのが、「現代的なフォントを選ぶだけでも洗練される」 というメールに関する記事で、約4万人の方々にアクセスいただきました。

ビジネスパーソンが、英文メールを送る機会がますます日常的になっていることが理由ではないでしょうか。

そこで、今回はメールの結び言葉に関する非常に興味深い調査についてお話したいと思います。

さて、英文メールではどんな結びの言葉を選んでいますか。

上に示した表が最も頻繁に選択される結びの言葉トップ8です。個人的には、日本からいただくビジネスメールには、第4位の “Best regards” が多い印象ですが、いかがでしょうか。

 

その一方で、返信がもらえる確率を調査した結果は次の通りでした。

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英文で最も効果的な結びの言葉 出典:Boomerang

この数値は、メールの返信がもらえた平均確率47.5%を基準として、特定の結びの言葉によってそれをどのくらい上回るかの程度を示しています。

この調査からいったい何が分かるでしょうか。

それは、”Best regards,” “Kind regards,” “Regards,” “Best,” よりも断然効果的な、つまり相手が返事を書きたくなる結びの言葉が存在することです。

そしてそれが、”Thanks,” や “Thank you,” です。

その圧倒的に高い返信確率を見ると、”Thanks,” と “Thank you,” は、まさにメールの魔法の言葉でもあると言っても過言ではないでしょう。

 

“Thank you for your help on this,”

“Thank you for considering this,”

 

のようにも使えます。

また”Thanks!” “Thank you!”のように、エクスクラメーションマークをつけると相手に感謝の気持ちがより伝わりやすくなるでしょう。

 

メールの結びの言葉は返信の確率を左右するほど、メールで重要な位置を占めています。

いつも”Best regards,” を使っていたとしたら、再考する価値は十分にあります。

メールの結びの言葉と始め方については、『日本人の知らないワンランク上のビジネス英語術』で詳しく解説しています。

 

 

ビジネスパーソンのためのイディオム学習法

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米国のテレビ番組 SUITS/スーツは、ご存知でしょうか。

ニューヨーク大手弁護士事務所で働く有能弁護士のストーリで、非常に痛快です。

でもそれだけではありません。実はイディオムの宝庫なのです。とにかく量がすごい。そして現代ビジネスが題材なので、ビジネスパーソンがイディオムを学習するためにピッタリの教材と言えるでしょう。

ずっとホワイトハウスを舞台にした West Wing をお勧めしてきて、今でもとても洗練されたビジネス英語学習教材だと思います。ただアメリカ政治ドラマを取っ付きにくく感じる方もいらっしゃるでしょう。

その点、SUITS/スーツの方が、エンターティメント要素が強く、一話一話ごとに完結するので飽きずに観ていただけます。

その上英語学習だけでなく、ビジネス交渉のノウハウやファッションセンスも参考になるかもしれません。たとえ週末にのめり込んでしまったとしても、時間を浪費したという罪悪感は少ないでしょう(笑)。

さらに素晴らしいことには、なんとアマゾンプライム会員ならば今すぐ無料で観られます。

 

ところで英語を話す時、イディオムを使っていらっしゃるでしょうか。

イディオムの定義は、研究者の中でさえ曖昧です。

純粋なイディオムとは、良くご存知の A piece of cake のように、単語の構成要素とまったく異なる意味を持つ表現を指します。この純粋なイディオムは、統計的には英単語1億個にひとつの割合でしか出現しません。

広い意味のイディオムとは、純粋なイディオムに加えて、句動詞(例えば get back to〜 <連絡し直す>)や前置詞句(例えば in the case of〜 <〜の場合は>)を含みます。

実はこの広い意味のイディオムの役割が、今日のビジネスコミュニケーションではますます重要になっています。

 

なぜでしょうか?

時代が、カジュアルでフレンドリーな人間関係を好んでいるからです。この傾向はどんどん拍車がかかるでしょう。

学校で学んだ英単語ばかりを使って話せば、その固さのために、距離感が生まれてしまうことがあります。それに現代ビジネスでは、イディオムが飛び交っていますから、その中でフォーマル過ぎて浮いてしまうことも起ります。

つまり、ある程度の英語コミュニケーション力がついたら、あえて自然なイディオムを使用してコミュニケーションすることも大切になってきます。

 

映画やTVドラマを観ることが、現代ビジネスで使うイディオム習得のための最高の学習方法です。だからとても楽しいです。

漠然とビデオを観るのではなく、広い意味のイディオムを意識してみてください。

字幕を見ながらメモを取っておきましょう。さらに自分の仕事のコンテクストで例文を作り、声に出してみると完璧です。

私のアシスタントは、現在シーズン2エピソード3までこの方法で観終わり、すでに教科書では学べなかった相当な数のイディオムを習得することに成功しています。