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英語に起った21世紀最大の変化—–人称代名詞がもう一種類増えた!

LGBT

文化や社会とともに、言語も変容します。

実は最近、英語コミュニケーションにおそらくは21世紀最大の変化が訪れています。

グローバルに活躍するビジネスパーソン、そして留学を考えていらっしゃる方は絶対に心に留めておくべき変化でもあります。

何のことがご想像いただけるでしょうか。

それは、LGBT (レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字) の人々との英語コミュニケーションに関係していますLGBTQ と queer/questioning (特に若年層の発見途上の人)を含めてより多くの人々を指すこともあります。

具体的にどういうことでしょうか。

それは、人称代名詞の使い方なのです。

もはや外見上の判断だけで、男性はHe, him, his, himself,  女性はShe, her, hers, herself と使うのが正解とは限らなくなったということです。

前提となるのは、本人が望む人称代名詞を使うということ。

それは、外見上は男性に見えても Sheと呼ぶこともありますし、女性に見てても Heと呼ぶこともあります。

また人によっては、男か女かという性別を超越した中立的な代名詞を望む人もいます。その中で代表的なのが Ze です。他にも Zie や Xe が使われるようです。

つまり、3人称の人称代名詞のカテゴリーには、次のような4種類が存在することになります。

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出典:transstudent.org

ちなみにイェール大学では、この代名詞の件を含め、トイレの使用基準やサポートの提供といった差別をなくすためのガイドラインを昨年公示しました。

他大学でも、欧米のオフィスでも始まっています。今後どんどん広がっていく取り組みであることは間違いないでしょう。

重要なことは、個人の多様な個性やバックグラウンドを尊重するマインドセットを持ってコミュニケーションすることに尽きるかと思います。

ビジネスパーソンのためのイディオム学習法

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米国のテレビ番組 SUITS/スーツは、ご存知でしょうか。

ニューヨーク大手弁護士事務所で働く有能弁護士のストーリで、非常に痛快です。

でもそれだけではありません。実はイディオムの宝庫なのです。とにかく量がすごい。そして現代ビジネスが題材なので、ビジネスパーソンがイディオムを学習するためにピッタリの教材と言えるでしょう。

ずっとホワイトハウスを舞台にした West Wing をお勧めしてきて、今でもとても洗練されたビジネス英語学習教材だと思います。ただアメリカ政治ドラマを取っ付きにくく感じる方もいらっしゃるでしょう。

その点、SUITS/スーツの方が、エンターティメント要素が強く、一話一話ごとに完結するので飽きずに観ていただけます。

その上英語学習だけでなく、ビジネス交渉のノウハウやファッションセンスも参考になるかもしれません。たとえ週末にのめり込んでしまったとしても、時間を浪費したという罪悪感は少ないでしょう(笑)。

さらに素晴らしいことには、なんとアマゾンプライム会員ならば今すぐ無料で観られます。

 

ところで英語を話す時、イディオムを使っていらっしゃるでしょうか。

イディオムの定義は、研究者の中でさえ曖昧です。

純粋なイディオムとは、良くご存知の A piece of cake のように、単語の構成要素とまったく異なる意味を持つ表現を指します。この純粋なイディオムは、統計的には英単語1億個にひとつの割合でしか出現しません。

広い意味のイディオムとは、純粋なイディオムに加えて、句動詞(例えば get back to〜 <連絡し直す>)や前置詞句(例えば in the case of〜 <〜の場合は>)を含みます。

実はこの広い意味のイディオムの役割が、今日のビジネスコミュニケーションではますます重要になっています。

 

なぜでしょうか?

時代が、カジュアルでフレンドリーな人間関係を好んでいるからです。この傾向はどんどん拍車がかかるでしょう。

学校で学んだ英単語ばかりを使って話せば、その固さのために、距離感が生まれてしまうことがあります。それに現代ビジネスでは、イディオムが飛び交っていますから、その中でフォーマル過ぎて浮いてしまうことも起ります。

つまり、ある程度の英語コミュニケーション力がついたら、あえて自然なイディオムを使用してコミュニケーションすることも大切になってきます。

 

映画やTVドラマを観ることが、現代ビジネスで使うイディオム習得のための最高の学習方法です。だからとても楽しいです。

漠然とビデオを観るのではなく、広い意味のイディオムを意識してみてください。

字幕を見ながらメモを取っておきましょう。さらに自分の仕事のコンテクストで例文を作り、声に出してみると完璧です。

私のアシスタントは、現在シーズン2エピソード3までこの方法で観終わり、すでに教科書では学べなかった相当な数のイディオムを習得することに成功しています。

 

夏のエアコン設定温度を28度にしない方が良い理由

オフィスの温度と仕事効率の関係についての研究が進んでいます。

例えば、異なる温度設定の部屋で、最も経済的な携帯電話プランを選択する実験があります。

設定温度19度の室内にいた人たちに比べ、設定温度25度の環境に置かれた人たちの中で正解のプランを選べたのは、わずか半分の人数だったのです。

その他の研究も合わせると、より暖かい温度(25度)は、クリエイティブシンキングに、より寒い温度(19度)は、複雑な分析に適しているという結果が出ています。

また28度以上となると、数学的能力に支障が出始めるという研究結果もあります。

ちなみに、フェイスブックCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、会議室のエアコン設定を15度にしているそうです。「集中力が高まる温度」と断言しているとか。

世界的に見ると、理想的なオフィスの温度は、22度から24度と考えられています。

最適な温度は、仕事効率を上げるだけでなく、仕事に対する満足感もチームワークも高めることが分かっています。その一方で、不快な温度は、仕事をスローダウンさせ、肥満を助長したり、病気を発症させることすらあります。

ところで、これからの時期によく聞かれる質問があります。

How’s the temperature in here(ここの温度はどう)?

自分の感覚を的確に答えて、快適な温度に設定してもらいましょう。その感覚の幅は、次のように表現することができます。

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It’s sweltering(うだるように暑いよ).

It’s sultry(蒸し暑いね).

It’s warm(やや厚いけど).

It’s comfortable(快適です).

It’s chilly(肌寒い).

It’s cold (寒いよ).

It’s freezing(こごえるほどです).

It’s frigid(極寒だね).

 

参考記事:“The Never-Ending Battle Over the Best Office Temperature” by BBC

本採用につながるインターンシップとは?

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国際的にも、インターンシップから正規雇用へというルートが珍しくなくなりました。

でも本採用されるために、インターンシップ中に「輝き続ける」にはどうしたらいいでしょうか。

先日、大学主催のイベントで、グローバル企業の担当者3名の話を聞くチャンスがありったのですが、その秘訣は、驚くほど共通し、シンプルでした。

 

要約すると、

1.第一印象は相当重要である

インターンシップ採用面接から、本採用への道は始まっているようです。特に企業についてよく調べていた人は、あとあとまで強く印象に残るそうです。

第一印象恐るべし!

 

2.時間管理能力は必須

本採用されるインターンには、与えられたプロジェクトを期限より余裕を持って仕上げてくるという共通性が見られるそうです。

チームで働くことが多い高度専門・分業化時代では、ますます重視される能力と言えるでしょう。

 

3.コンフォートゾーンに留まらない

自分のできそうなことだけでなく、困難なことやリスクを伴うことへのチャレンジ精神を持つインターンは、その後のプロフェッショナルとしての活躍が目覚しいそうです。

やり遂げた時に、自分の隠れた能力を発見したことに感動し、良い仕事を次々にこなしていくことへとつながっていくわけです。

マーク・トウェインの名言があります。

「今から20年後、君は行動したことよりも、行動しなかったことに後悔するだろう。だから、君自身を自由にしてあげなさい。安全な港から出航し、おおいに探検し、夢を見たり、発見したりするといい」

 

4.コミットする

新聞社のエディターとして正式雇用を勝ち取ったある女性は、インターンとしての最初の仕事がペンキ塗りだったそうです。

インターンとしての最初のプロジェクトは、退屈なものかもしれない。往々にして、そんなものでしょう。

でも「あくまでもやり抜く」意思が評価されています。

 

5.イニシアティブを取る

これは、複数のインターンの中で「将来、誰が最も有望か」を判断するための決定的な材料だそうです。

新しいアイディアを提案したり、マグマのような熱意で回りの人を動かす。

人の指図を待つのではなく、状況を把握しながら、自分ができること、自分がやるべきことを積極的に考え、伝えていく人物の評価が高くなります。

以上は、インターンシップを成功させるためのアドバイスなのですが、実際には「いかにキャリアを成功させるか」と重なっているところが興味深いです。

受刑者が、ハーバード大ディベートチームに圧勝!

Photo from Wall Street Journal

Photo from Wall Street Journal

コミュニケーション力を向上させるには、インターネットなんて必要ない!

ひたすらシンプルな努力に尽きる!

ことが、またもや証明されました。

先月、奇跡が起こったのです。

ディベートで、殺人を含めた凶悪犯罪歴のある受刑者チームが、ハーバード大学チームに勝利したからです。

ハーバード大チームは、これまでの対戦で4試合中3試合を制している国内最強チームのひとつ。にもかかわらず、図らずも敗れ去ったというわけです。

ディベートのトピックは、

「公立学校は、居住者登録されていない学生(不法入国者の子弟など)の入学を不許可にすべきか否か」

刑務所ではインターネット使用は認められず、書籍を入手するには数週間を要するそうです。

そんなハンデを背負いながら、勝ち抜いた受刑者チームの実力はハーバードより圧倒的に勝っていたと考えてよいのではないでしょうか。

受刑者チームのひとりは、勝利のコメントを述べています。

「僕たちは自然とレトリック表現に恵まれたわけはなくて、本当に努力したんだ。」

英語スピーキングの向上も、実に地道な道のりです。

これから始められる方も覚悟を決めてください。

そしてそのスタート地点では、まず『英語で考えるスピーキング』を手にお取りください。

多くの雑誌やブロッガーの方に推薦して頂いておりますが、スピーキングの原理をついた類を見ない良書です。

ニューヨークに出現する鯨

こんにちは、ドクターヴァンスです。
多くの方が夏休みを堪能されていることでしょう。

私はあさって、ニューヨークから日本へ向かいます。今回は東京と大阪で法人セミナー、東京で公開セミナーを行います。

東京での8月23日(土)公開セミナーは、英語を使うときには常に、そして永久的に応用できる技術をご伝授します。

少人数集中セミナーで、スピーキングを向上したい全ての方にお役立ていただけるでしょう。お目にかかれるのを楽しみにしております!

詳細は:http://www.dr-vance.com/jp/contents/seminars.html

ところで、

Whales are surfacing near New York, because the water is cleaner.
(海水がきれいになったため、ニューヨーク近くで鯨が出現している)
HumpbackEmpire
そう、鯨がエンパイヤステートビルを背景にして写真を撮れるほどに、近年ニューヨーク周辺の海水は純化しています。

この鯨の種類は、ザドウクジラ(humpback whale)でその大胆な動きに特徴づけられます。こんなパフォーマンスにも遭遇できるかもしれません。
whale jump

このsurface という単語ですが、実はビジネスでも重要な単語のひとつなのです。

頻繁に使用されるのは、appear ですが、非常にありきたりですし、しかも視覚化しにくいのです。

このSurface を使用すると、隠れていたものが表面化する、顕在化するというニュアンスまで伝えることができるのと同時に、パワーあふれる洗練された響きがあります。

例えば、

Public opposition to the consumption tax began to surface.
(消費税に対する一般市民の反対が表面化し始めた)
Serious concerns about the budget surfaced at the meeting.
(予算に関する深刻な懸念が会議で顕在化した)

のように使用できます。Appear との違いを感じてみてください。

ありきたりで曖昧な意味を持つ単語を、視覚化できるパワフルな単語へと交換するノウハウは、ドクター・ヴァンスの ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100 に満載されています。類書にお気をつけください。

ドクター・ヴァンスの ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100

金融業界が選んだビジネススクールBEST10

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8月23日(土) ヴァンス博士特別セミナー「世界で勝負するための6つの英語術」を開講します。

イェール大学ビジネススクールコミュニケーションセンター創立者で、ベスト・ロングセラー『英語で考えるスピーキング』の著者が、英語を話す時にはいつでも応用でき、優れた英語コミュニケーターに共通する6つの技術をご伝授します。

初級から上級まで上達を感じていただける内容です。また留学準備中の方、スピーキングテストスコアを向上させたい方にもお勧めいたします。

詳しくは、http://www.dr-vance.com/jp/contents/seminars.html

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stanford

昨日『ビジネスインサイダー(BUSINESS INSIDER)』が、金融業界で働いている人を対象に行った世界ビジネススクールBEST10を発表しました。

1.Stanford
2.Harvard
3.University of Pennsylvania (Wharton)
4.Massachusetts Institute of Technology (Sloan)
5.University of Chicago (Booth)
6.Columbia University
7.London School of Economics
8.Northwestern University (Kellogg)
9.Yale University
10.Dartmouth College (Tuck)

下記の金融業界に限定しないBest10と比較すると、興味深いですね。
逆転劇はトップでも起こっていて、スタンフォード大学が躍り出る結果となりました。

1.Harvard
2.Stanford
3.University of Pennsylvania (Wharton)
4.Massachusetts Institute of Technology (Sloan)
5.University of Chicago (Booth)
6.Columbia University
7.Northwestern University (Kellogg)
8.London School of Economics
9.London Business School
10.Dartmouth College (Tuck)

評価の詳細は:http://www.businessinsider.com/top-25-business-schools-in-the-world-2014-7