スターバックスに行ったら思い出してみたい


先日、ノルウェー沖で非常に珍しい白鯨が観察されました。ここまでみごとに写真におさまったのは初めてかもしれません。

ところでハーマン・メルヴィル著の長編小説 Moby Dick(1851、邦題『白鯨』)はご存知でしょうか。何度か映画化もされています。

実は150年以上経った今でも、この小説は、冒険への憧れを根強く持ち続けるアメリカ人とその文化と密接につながっています。

Moby Dickという名前のレストランが米国には多いですし、あのStarbucksもこの小説の登場人物であるStarbuckから選ばれています。

小説自体は、難解でネイティブスピーカーでも読み応えがあり、「Moby Dickマラソン」と称して読破するイベントが開催されることもあります。

最初のパラグラフの文の美しさは、圧巻です。

Call me Ishmael. Some years ago–never mind how long precisely–having little or no money in my purse, and nothing particular to interest me on shore, I thought I would sail about a little and see the watery part of the world. Whenever I find myself growing depressed; whenever it is a damp, drizzly November in my soul, … then, I account it high time to get to sea as soon as I can.

「退屈を感じたら、直ちに冒険に出よう」ということですが、11月はそうするのにピッタリなシーズンのようです。

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