アメリカ人が最も嫌いな食べ物とは?

hatedfood

この地図は、アメリカの各州の人々が最も嫌いな食べ物を示しています。マッチングアプリで記入された最も嫌いな食べ物を集計した結果です。

豆腐は、ノースカロライナ州、チキンナゲットは、ニューメキシコ州で嫌われているようです。

それだけでも興味深いのですが、アメリカというひとつの国だけでもこんなにも地方色があることが痛感させてくれるのが、この地図。

この認識を持つことは、英語コミュニケーションに大変役立ちます。

日本に住んでいると、知らず知らずのうちに、英語コミュニケーションするのも、相手がアメリカ人かイギリス人かオーストラリア人とかという、おおざっぱなカテゴリーで対面してしまいます。すると、会話も大味になってしまいます。

まあ仕方ないかもしれません。日本人だからというだけで、着物やアニメや抹茶などについて質問されるのと似た状況です。

どこの地方かというところまで踏み込んでみる。ちょっと事前に調べておく。すると話は弾むし、理解し合えるし、長く印象に残る会話になる可能性が高くなります。

 

ところで、レストランで食事について ”How is it?” と尋ねられたら、なんと答えていますか。

おいしさの程度(最も美味しい10〜最も美味しくない1)によって、次のように上手に言い分けていらっしゃるでしょうか。

 

10: Delicious

7: Tasty

5: OK

3: Fair

1: Nasty

 

注意していただきたいのは、”Tasty” の発音です。

自分では発音しているつもりでも、基本的な最初の母音 ”ey” が抜けて、”Testy” と聞こえてしまうのが日本人には非常に多い過ちです。

ちなみに”Testy” の意味は、「不機嫌な」です。

自分で発音しているつもりでも、抜けているというところが少し厄介です。こうした問題を解決するために製作した「完璧にするシリーズ―最頻出単語365の母音」があります。

ご心配な方、あるいは「簡単な単語なのにどうも伝わっていないようだ」という感触がある方は、ぜひ練習してみてください。

 

 

 

 

広告

コンピュータによるスピーキングテストは、本当に正確なのか?

 

 

benchmark

 

人によってではなく、コンピュータの自動音声認識システムによって採点されるスピーキングテストが存在します。その代表的なものには、Versant があります。

コンピュータで実施、採点だからこそ、手軽なうえに「正確性や信頼性が高い」と簡単に信じてしまいそうですが、実際はどうなのでしょう?

コンピュータライズド・スピーキングテストを受験しようと思っている個人の方、あるいは法人全体で採用しようと検討している人事担当者の方のために、ぜひ知っておいていただきたい2つの点について書いてみたいと思います。

 

  • コンピュータだから正確とは限らない

先日、アイルランド人の獣医師が、コンピュータライズド・スピーキングテストの問題点を酷評する事件が大きくニュースで取り上げられました。

彼女は、オーストラリアのビザ取得を目的に、コンピュータライズド・スピーキングテスト(Pearson提供)を受験したのですが、スコアが足りないという理由でビザ発効を拒否されたのです。

しかし彼女は実は英語ネイティブスピーカーで、学位も2つ取得し、獣医として何の問題なく英語で診療していました。

なぜこんなことが起こってしまったのでしょうか?

可能性が高いのは、自動音声認識システムによる評価基準の設定が、アイルランド人が話す英語アクセントに不利だったということです。標準的なブリティッシュ英語が基準値になっていたのかもしれません。

私自身、実験として日本語アクセントのある英語を評価基準として設定したスピーキングテストを受けたことがあります。すると、なんとRとLの発音について平均より低いスコアで評価されたのです。

開発者の方いわく、

「評価基準を米語ネイティブスピーカーに合わせていないので……」

ということでした。

つまり、評価基準の設定によっては、コンピュータライズド・スピーキングテストは正確性や信頼性は乏しくなる可能性が十分にあるということです。

入社や昇進といった人生を左右するテストとして使用されるのであれば、恐ろしい気がします。

 

  • コンピュータでは計測できにくいコミュニケーション能力がある

発音や文法の正確性や語彙の数や流暢さだけを測定するのならば、人による評価に比べて、コンピュータは客観的で圧倒的に正確でしょう。

ただスピーキングテストを通して知りたいのは、語学力だけではなく、本当のコミュニケーション能力(戦術や理解しやすさや自信など)ではないでしょうか。

ところが、こうした数値化しにくいコミュニケーションの項目については、コンピュータは正確に測定することはできません。コンピュータが進化した現在でも、残念ながら無理なのです。

 

上記の点からも、ぜひお勧めしたいのが、英語コミュニケーションアセスメントプロフィール(E-CAP)です。

コンピュータライズド・スピーキングテストの利便性はそのままですが、上で述べた問題点はみごとに解決されています。

E-CAPの評価基準は、米語やブリティッシュ英語のネイティブスピーカーではありません。

グローバルに活躍している世界100カ国以上出身のビジネスプロフェッショナルを基準としているため、誰が受けても世界基準のコミュニケーション能力を正確に知ることが可能です。

さらに、E-CAPはハイブリッド評価を採用しています。

どういう意味かと言いますと、

正確性と信頼性を最大限にするために、コンピュータが得意な項目はコンピュータ、人が得意な項目については人(熟練した専門家チームによる)、というようにハイブリットに評価するのが、E-CAPの特徴です。

「真のコミュニケーション能力を世界一正確に、しかも公平に客観的に発見したい」と思い立った時に、ぜひとも試してみてください。

自分の今立っている位置を正確に把握すると、スピーディーな向上方法も見えてきます。

 

 

英語に起った21世紀最大の変化—–人称代名詞がもう一種類増えた!

LGBT

文化や社会とともに、言語も変容します。

実は最近、英語コミュニケーションにおそらくは21世紀最大の変化が訪れています。

グローバルに活躍するビジネスパーソン、そして留学を考えていらっしゃる方は絶対に心に留めておくべき変化でもあります。

何のことがご想像いただけるでしょうか。

それは、LGBT (レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字) の人々との英語コミュニケーションに関係していますLGBTQ と queer/questioning (特に若年層の発見途上の人)を含めてより多くの人々を指すこともあります。

具体的にどういうことでしょうか。

それは、人称代名詞の使い方なのです。

もはや外見上の判断だけで、男性はHe, him, his, himself,  女性はShe, her, hers, herself と使うのが正解とは限らなくなったということです。

前提となるのは、本人が望む人称代名詞を使うということ。

それは、外見上は男性に見えても Sheと呼ぶこともありますし、女性に見てても Heと呼ぶこともあります。

また人によっては、男か女かという性別を超越した中立的な代名詞を望む人もいます。その中で代表的なのが Ze です。他にも Zie や Xe が使われるようです。

つまり、3人称の人称代名詞のカテゴリーには、次のような4種類が存在することになります。

Remake Pronouns 101

出典:transstudent.org

ちなみにイェール大学では、この代名詞の件を含め、トイレの使用基準やサポートの提供といった差別をなくすためのガイドラインを昨年公示しました。

他大学でも、欧米のオフィスでも始まっています。今後どんどん広がっていく取り組みであることは間違いないでしょう。

重要なことは、個人の多様な個性やバックグラウンドを尊重するマインドセットを持ってコミュニケーションすることに尽きるかと思います。

英文メールで最も効果的な結びの言葉とは?

the-most-popular-email-closings

出典:Boomerang

このブログで最もよく読まれているのが、「現代的なフォントを選ぶだけでも洗練される」 というメールに関する記事で、約4万人の方々にアクセスいただきました。

ビジネスパーソンが、英文メールを送る機会がますます日常的になっていることが理由ではないでしょうか。

そこで、今回はメールの結び言葉に関する非常に興味深い調査についてお話したいと思います。

さて、英文メールではどんな結びの言葉を選んでいますか。

上に示した表が最も頻繁に選択される結びの言葉トップ8です。個人的には、日本からいただくビジネスメールには、第4位の “Best regards” が多い印象ですが、いかがでしょうか。

 

その一方で、返信がもらえる確率を調査した結果は次の通りでした。

best-em-closings

英文で最も効果的な結びの言葉 出典:Boomerang

この数値は、メールの返信がもらえた平均確率47.5%を基準として、特定の結びの言葉によってそれをどのくらい上回るかの程度を示しています。

この調査からいったい何が分かるでしょうか。

それは、”Best regards,” “Kind regards,” “Regards,” “Best,” よりも断然効果的な、つまり相手が返事を書きたくなる結びの言葉が存在することです。

そしてそれが、”Thanks,” や “Thank you,” です。

その圧倒的に高い返信確率を見ると、”Thanks,” と “Thank you,” は、まさにメールの魔法の言葉でもあると言っても過言ではないでしょう。

 

“Thank you for your help on this,”

“Thank you for considering this,”

 

のようにも使えます。

また”Thanks!” “Thank you!”のように、エクスクラメーションマークをつけると相手に感謝の気持ちがより伝わりやすくなるでしょう。

 

メールの結びの言葉は返信の確率を左右するほど、メールで重要な位置を占めています。

いつも”Best regards,” を使っていたとしたら、再考する価値は十分にあります。

メールの結びの言葉と始め方については、『日本人の知らないワンランク上のビジネス英語術』で詳しく解説しています。

 

 

ビジネスパーソンのためのイディオム学習法

Suits-TV-Series-wide-i

米国のテレビ番組 SUITS/スーツは、ご存知でしょうか。

ニューヨーク大手弁護士事務所で働く有能弁護士のストーリで、非常に痛快です。

でもそれだけではありません。実はイディオムの宝庫なのです。とにかく量がすごい。そして現代ビジネスが題材なので、ビジネスパーソンがイディオムを学習するためにピッタリの教材と言えるでしょう。

ずっとホワイトハウスを舞台にした West Wing をお勧めしてきて、今でもとても洗練されたビジネス英語学習教材だと思います。ただアメリカ政治ドラマを取っ付きにくく感じる方もいらっしゃるでしょう。

その点、SUITS/スーツの方が、エンターティメント要素が強く、一話一話ごとに完結するので飽きずに観ていただけます。

その上英語学習だけでなく、ビジネス交渉のノウハウやファッションセンスも参考になるかもしれません。たとえ週末にのめり込んでしまったとしても、時間を浪費したという罪悪感は少ないでしょう(笑)。

さらに素晴らしいことには、なんとアマゾンプライム会員ならば今すぐ無料で観られます。

 

ところで英語を話す時、イディオムを使っていらっしゃるでしょうか。

イディオムの定義は、研究者の中でさえ曖昧です。

純粋なイディオムとは、良くご存知の A piece of cake のように、単語の構成要素とまったく異なる意味を持つ表現を指します。この純粋なイディオムは、統計的には英単語1億個にひとつの割合でしか出現しません。

広い意味のイディオムとは、純粋なイディオムに加えて、句動詞(例えば get back to〜 <連絡し直す>)や前置詞句(例えば in the case of〜 <〜の場合は>)を含みます。

実はこの広い意味のイディオムの役割が、今日のビジネスコミュニケーションではますます重要になっています。

 

なぜでしょうか?

時代が、カジュアルでフレンドリーな人間関係を好んでいるからです。この傾向はどんどん拍車がかかるでしょう。

学校で学んだ英単語ばかりを使って話せば、その固さのために、距離感が生まれてしまうことがあります。それに現代ビジネスでは、イディオムが飛び交っていますから、その中でフォーマル過ぎて浮いてしまうことも起ります。

つまり、ある程度の英語コミュニケーション力がついたら、あえて自然なイディオムを使用してコミュニケーションすることも大切になってきます。

 

映画やTVドラマを観ることが、現代ビジネスで使うイディオム習得のための最高の学習方法です。だからとても楽しいです。

漠然とビデオを観るのではなく、広い意味のイディオムを意識してみてください。

字幕を見ながらメモを取っておきましょう。さらに自分の仕事のコンテクストで例文を作り、声に出してみると完璧です。

私のアシスタントは、現在シーズン2エピソード3までこの方法で観終わり、すでに教科書では学べなかった相当な数のイディオムを習得することに成功しています。

 

ぜひ使いたい!船にまつわるクールなビジネスイディオム

新刊『答え方が人生を変える―あらゆる成功を決めるのは「質問力」より「応答力」』は、ご高覧いただけましたでしょうか。

『ニューズウィーク』『ダ・ヴィンチニュース』などで続々取り上げていただいております。

日常会話からプレゼン、営業、面接、交渉などまでどんな場面でも「答えの影響力」を発揮していただくための戦術が詰まっています。ぜひともお役立てください!

ところで17日の米国海軍のイージス駆逐艦フィッツジェラルドとフィリピン海籍のコンテナ船衝突事故は、衝撃的なニュースでした。

ニュースで見てる分には感じにくいですが、154 X 20メートル、重さ9000トンがぶつかるインパクトは想像を絶するものでしょう。亡くなった7名の乗組員の方々のご冥福をお祈りいたします。

USS fitzgerald

実は船にまつわる単語やイディオムが、ビジネスでは頻繁に使用されています。そして、その響きもクールです。

代表的な単語には、『ビジネスプロフェッショナルが使うパワー英単語100』でもご紹介したnavigate があります。

ナビゲートはまるで日本語のように使われている今日ですが、英語では意外に出てこなかったりするのでぜひ利用したい単語のひとつです。

また船にまつわるビジネスイディオムにもいろいろあります。

特に洗練された響きのあるものをご紹介しましょう。

 

  • Smooth sailing (順風満帆)

After we completed the contract negotiations, the rest of the project will be smooth sailing.

(契約交渉が終わったからには、プロジェクトの残りは順風満帆でしょう)

 

  • Learn/know the ropes (仕事のコツを覚える)

It takes new employees about three months to learn the ropes.

(新入社員が仕事のコツを覚えるには約3ヶ月を要します)

 

  • All hands on deck (全員集合、総動員で)

The deadline is tomorrow. All hands on deck.

(締め切りは明日です。総動員でいきましょう)

 

簡単な単語の組み合わせばかりです。

雄大な青い海原を悠々と航海しているイメージで、使ってみてください。

 

 

 

マーク・ザッカーバーグのお気に入りの「答え方」

mark zuckerberg

先日5月25日、ハーバード大学学位授与式でフェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏が祝辞を述べました。

ミレニアル世代(1980年代から2000年初頭に生まれた世代)である彼自身が、同じミレニアル世代に将来をアドバイスするという珍しい状況でしたが、そのスピーチは聞く人すべてを感動させる素晴らしいメッセージであふれていました。

 

彼が最も伝えたかったことのひとつは、

「自分の目的を見つけるだけでは十分ではない。すべての人々が目的意識を持つ世界を作ることこそ、私たちの世代が取り組むべきことだ

“I’m here to tell you finding your purpose isn’t enough. The challenge for our generation is creating a world where everyone has a sense of purpose.”

 

そしてザッカーバーグ氏は、自分が気に入っている目的意識がこもった「質問への答え方」について話し始めました。それは、ケネディ大統領がNASAを訪れた時のストーリーです。

ケネディ大統領がほうきを運んでいる清掃員を目にしたので歩み寄って、「何をしているの?」と尋ねました。

He saw a janitor carrying a broom and walked over and asked what he was doing.

すると清掃員はその質問に次のように答えました。

「大統領、私は人類を月へと送るお手伝いをしているんです」

“Mr. President, I’m helping put a man on the moon.”

 

答え方の影響力って、驚くほどパワフルです

この目的意識に満ちた答え方が、50年以上も前にケネディー大統領を感動させ、人から人へと語り継がれ、マーク・ザッカーバーグ氏によってハーバード卒業生のための餞のことばとなったのですから。

では、どうやって目的意義を答えに込めて、あなたの答えの影響力を発揮するか?

『答え方が人生を変える:あらゆる成功を決める「質問力」より「応答力」』に思いっきり詳しく書きました。

ぜひともご高覧ください。

 

ザッカーバーグ氏のプレゼン技術については、次回ご紹介します。お楽しみに!